コンドミニアムなど集合住宅を検討する時、管理費がいくらかによって月々の住居費の負担やローンを借りられる金額が異なります。
物件によって管理費にかなり差がありますが、どういったケースが高いのでしょうか?
集合住宅の管理組合は、HOA=Home Owner's Associationと呼ばれます。
管理費のことは、HOA Dueと言いますが、ロサンゼルスでは、同じくらいの大きさの2ベッドルームだとしても、$300くらいから、上は$1500くらいまで金額はまちまちです。
まず、HOA Dueに含まれるものは一般的に
・ランドスケープの管理メンテナンス
・プール、ジムなどの共用部分の管理メンテナンス
・建物の躯体・構造に対する保険
・共用部分に使われる光熱費
などになりますが、HOAによってはさらに水道、ガス、インターネットなどの費用が含まれることもあります。
HOA Dueが高くなるのはどういうケースに多いかを挙げると
・共用部分が豪華で管理メンテナンスコストが高くなる
・ゲートや室内に受付の人を配置したり、24時間コンシェルジュサービスなどを提供していると人件費分が高くなる
・地震保険に加入している場合
・総戸数が少ないため一世帯の分担金額が高くなる
・築年が古く、大規模修繕コストの余剰金を増やす必要がある場合
などです。
HOA Dueが低い物件のメリットは毎月のコストを抑えられることです。
一方注意が必要なのは、大規模修繕の積み立て費用が充分な金額でなかった場合、理事会の決議を経て、各ホームオーナーから数万ドルずつを特別に追加徴収することになるようなケースもあります。
集合住宅の購入の際にはエスクロー期間中にHOAの規定やファイナンスの書類が提供されますので、しっかり内容をレビューして運営状態をチェックすることが大切です。
Reported by 西川ノーマン裕子
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