シアトル在住のエージェントで、元全米リアルター協会日本大使マーク北林氏によるレポー トです。全米とシアトルのデータがありますのでご覧ください。
1,【全米・既存住宅年間売買件数予測レポート】
年間の売買件数予想は 650 万戸にのぼり、対前年比では 2.3%ダウンしているものの、前 月より 6.7%増加しています。
在庫数は前年より減っており、売り手市場であることが伺えます。マーク氏によると現在 シアトルでは 2~3 日で物件は売れてしまうそうです。このような傾向はシアトルだけで なく全米にも出てくることでしょう。
住宅中位価格は前年に比べて 15.4%高くなっており、$350,300(約 4,017 万円)です。 アメリカ不動産購入の際は、米国独特の不動産売買の動向をしっかりと読み取るだけでな く、都市ごとの特徴やスピード感なども情報収集しておく必要があります。
2,【シアトル・キング郡2022年1月統計】
グラフは邸宅(上、青枠)とマンション(下、赤枠)に分かれています。
中位価格(①・❶参照)は 双方ともに上昇しており前年度を上回っています。また、在庫数(②・❷参照)も双方とも に足りない状態で、これは全米平均よりもさらに厳しいです。
シアトル・キング郡には基本的に 1 週間分位の在庫しかない状態が続いています。
(執筆協力・資料提供:マーク北林氏, NAR &NWMLS / 記事執筆:パシコム・グローバル)
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